「新型コロナウイルス感染防止対策」神戸教区主教 オーガスチン 小林 尚明

2020年2月23日

日本聖公会神戸教区
聖職信徒の皆さまへ

神戸教区主教 オーガスチン 小林 尚明

新型コロナウイルスによる感染症発生が報じられ、国内でも感染事例が公表されています。
同感染症をめぐり、不確かな情報に基づいて、いたずらに不安をあおるようなことは避けなければなりませんが、感染防止への備えは不特定多数の方が集まる教会に於きましても必要なことだと思います。
つきましては、教会内外の人びととの健康を祈り、より良い行動をとられるよう、当面の間、以下のことを心に留めてくださるようお願い申し上げます。

1 信徒・聖職とも飛沫感染、接触感染を防ぐために、うがいやこまめな手洗いの心がけをお願いいたします。聖堂や会館等の入り口に手指消毒用のアルコールや除菌タオルなどの設置をお願いいたします。

2 信徒の方の場合、感染症が疑われる場合は、無理をせず聖餐式への参加自粛をお願いいたします。

3 聖水盤のある教会では、使用を控えるようお願いいたします。

4 司式者はじめ御聖体を扱う方がたは、聖餐式前の入念な手洗いをお願いいたします。

5 平和の挨拶では、握手等は避け、会釈に留め、子供や求道者などへの祝福で頭に手を置く場合は、聖職の手指が接触しないように配慮をお願いします。

6 インティンクション等については、教会により様々な作法があると思いますので、清潔な形で行えますようご注意ください。各教会で話し合ってくださいますように。また、判断が難しい場合は教区主教までご相談ください。また、地域内で発生したなどの緊迫した状況の場合は、司式者が葡萄酒を浸したパンを、陪餐者の手に渡すなどの方法をとってください。

7 教役者が体調に不調をきたすような発熱等の症状が生じた場合には、聖餐式執行を自粛するようお願いいたします。
なお、その際には「み言葉の礼拝」等、信徒の方がたによる礼拝を守られるようにご考慮ください。
その際には急なことであり、教話はなくても構いません。

尊い命を失った方々の魂の平安、感染した方々の回復と感染の終結を切に祈ります。