2019年12月掲載

あすのことまで思い悩むな。あすのことはあす自らが思い悩む。その日の苦労は、その日だけで十分である。(マタイの福音書6:34)

もうすぐ緊張する試験や商談があるというとき、プレッシャーで心が重くなることでしょう。聖書は、未来のことを人は完全にコントロールできないのだから、今やるべきことを精一杯行えばよいと言います。そこには、神を信じる者は必ず必要が満たされるという信頼があります。心配がつのると、本番で本来の実力を発揮できなくなります。今日すべきことは何かを考え、それを果たせば大丈夫だという割り切りが、良い結果を手にするために大切です。

2019年11月掲載

神は真実な方ですから、あなたがたを、耐えられないほどの試練に会わせることは
なさいません。

[コリントの信徒への手紙•第Ⅰ 10-13]

悪いことが起きると[神なんていない!]と言いたくなります。お気持ちはお察しします。でも、神は試練もコントロールして[耐えられないほどの試練には会わせない]というセーフティネットまで用意してくださっていると聖書には書かれています。だったら最初から試練なんて与えないでほしい、というご意見もおありでしょう。その真意は神のみぞ知ることですが、脱出の道が約束された試練なら、本格的な避難訓練のように、その人の成長に役立つこともありそうです。幾多の困難を乗り越えた人の多くが備えている人格は、試練が決して無駄ではないことを物語っています。

2019年10月掲載

求めなさい。そうすれば、与えられる。
捜しなさい。そうすれば、見つかる。
門をたたきなさい。そうすれば、開かれる。

マタイの福音書7:7

目標を決めて何かを手に入れようと決めたとき、多少の障害にもあきらめないことが大切です。先のことばは、神に祈り求めるときの態度を語ったもの。求め、そして与えられなかったら捜しに行く。それでも手に入らなかったら、相手の玄関まで行って扉をたたく。そこには、神は必ず応えてくれるという信頼があります。クールな態度が良しとされる現代で、がむしゃらに行動することは、ちょっと敬遠されそうですが、自分が信じたものに向かって、他人がどう思おうと貫き進む姿勢もまた、内なる自分を磨くことになるでしょう。

2019年9月掲載

夕暮れには涙が宿っても、朝明けには喜びの叫びがある。  
詩編30:6

何か失敗したときや、とても悲しいことがあったとき、寝床に入っても眠れないことがあります。もう二度と立ち上がれないんじゃないかと思い、暗い深みにはまって時間だけは過ぎていく。そんなとき、立ち帰ることのできる場所を持っていると、回復の道が開かれます。これは、悲しみに打ちひしがれた人が、神に心を向け悲しさを聞いてもらうことで、夜明けには再び希望をもつことができるという詩です。 つらいときに帰る確かな場所はどこですか。

2019年8月掲載

自分にしてもらいたいことは、ほかの人にもそのようにしなさい。
マタイの福音書7:12

「目から鱗」など聖書には、ことわざとして広く知られていることばが数多くあります。これもその一つで、特に黄金律とも呼ばれています。相手の立場に立って話したり、行動する人は光ります。心理学の研究で「ミラーリング」という作用が報告されていて、会話をしている相手の表情やことばをさりげなく真似ると、相手はリラックスして会話も弾むといいます。また、自分が笑顔なら相手も笑顔になるし、家族のことを話せば、ひょっとすると相手も幸せな気分になれるかもしれません。

出展 聖書の品格
掲載についてはフォレストブックス編集部より許可を頂いています。