1月13日(日)は、17日の阪神淡路大震災記念日に最寄の日曜日ということで、
聖餐式のなかで阪神淡路大震災犠牲者のための追悼の祈りを捧げました。
礼拝後は、会館ホールでカップ麺で昼食を共にしながら、
大震災を思いお越し、それを語り告ぐ時を持ちました。
まず牧師の方から、当時、神戸聖ペテロ教会に赴任しており、
ペテロ教会は東北教区などからのボランティアの宿泊場所となっていたこと。
そして宿泊した1青年の活動報告を紹介させて頂きました。
また主日勤務に来ている、池澤聖職候補生からは、当時小学生で垂水に住んでいて、
大きな揺れに驚いたが、自分の住んでいる地域の被害はほとんどなかったこと。
しかし小学校には長田区で被災した生徒が転校して来ていたことなど、小学生時代の記憶を語って頂きました。
山下さんからは、当時、丁度お母さんがポートアイランドの神戸市民病院に入院中で、
地震後、数時間かけて病院に車で行き、液状化で土台が剥き出しになり、
暗い病院内を階段で病室まで行き、無事を確認したことなどお話し頂きました。
福井さんからは、自宅が全壊しながら九死に一生を得たこと。
目茶苦茶になった部屋の中からようやく隙間を見つけ、ご主人に手を引かれて外に出たら、
2階で寝て居た筈なのに足が地面に着くので驚いみると、
自宅の1階は完全にペチャンコになっていたことなどを話して頂きました。
また飯島正兄から当時のことを、そして当時4歳だった千明さんは、
祖父母の思い出と共に当時の記憶をお話し頂きました。
阪神淡路大震災から18年が経ち、震災の記憶が無い若者も増えてきているかと思いますが、
当時の体験と犠牲者への追悼の念を憶え続けることは、
今、東日本大震災で苦しんでいるひとびとに寄り添うためにも大事なことと思います。
今後も、この礼拝と集会は続けて参りたいと思います。